6月4日~10日は歯と口の健康週間!
6月の熊本県菊池市は田植えの最盛期!
鮮やかな苗の緑が一面に広がり、夜はカエルの大合唱。
自然の生命力を肌で感じることができる季節です。
そして、あらゆる生命の源となるのは、やはり「食」ではないでしょうか。
日本医師会では6月4日~10日は《歯と口の健康週間》とし、
歯と口の健康に関する啓蒙活動を行っています。
そこで今回は、『口腔ケア』をテーマにお届けしたいと思います。
標語のご紹介!
《歯と口の健康習慣》では毎年、標語が掲げられています。
平成29年度の標語はこちら!
『「おいしい」と 「元気」を支える 丈夫な歯』
ちなみに、私のお気に入りの標語は…
『かみしめる 生きる喜び 歯とともに』(平成21年度)
歯の健康は生きる喜びへと繋がるという
壮大なイメージがとても良いですね。
日本一虫歯の少ない県は??(中学1年生)
17年間連続(2000年~2016年)で日本一虫歯が少ない県
として1位に輝いた県は…
『新潟県!!』
なんと、調査対象となった年齢の8割強が虫歯ゼロ!
この結果は中学1年生を対象とした調査結果のため
その他の年齢ではランキングに違いはありますが、
とてもすごいことだと思いませんか?
新潟県では全国に先駆けてフッ素洗口に取り組み
各教育現場でも口腔衛生の指導を続けているそうです。
自分に合った歯の磨き方、知っていますか?
皆さんは定期的に歯科検診を受けていますか?
歯に痛みがなくても、定期的に診てもらうことは大切です。
定期的に検診を受けることで、自分ではよく磨けていない部分の
チェックができたり、痛みのない初期の虫歯を発見したりすることができます。
また、同時に歯茎の状態なども確認してもらうことで、
現代人に多い歯周病の予防にもなります。
できればかかりつけ医と相談し、磨き方をチェックしてもらうことを
お勧めしますが、日本歯科医師会が提供している下記サイトから
自分に合った磨き方を調べることもできます。
www.jda.or.jp/hamigaki/index.html
30代の8割が歯周病?!
“歯周病”という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
厚生労働省の調べによると、なんと30代の約8割に歯周病の所見が見られ、
年代が上がるにつれて症状が進行した人の割合が増加しているとのこと。
歯周病は初期の段階では自覚症状が少ないため、
自分でチェックすることが難しく、
気付いたときには症状が進行している場合があります。
歯周病の原因には、
・プラーク(歯垢)による細菌の増殖
・歯並び
・喫煙
・食習慣
などがあります。その他にも様々な要因が絡み合って
歯周病のリスクが高まります。
すぐに始めよう、歯周病対策!
①自分に合った歯ブラシの選択
歯ブラシを定期的に新しいものと交換することも大切です。
②正しい磨き方
歯科検診で磨き残しの多い部分などをチェックしてもらい
歯磨きの方法のレクチャーを受けましょう。
③歯間ブラシやマウスウォッシュの活用
④生活習慣の見直し
また、岡山大学の発表した論文により、
水素水摂取に歯周病の進行抑制効果があることが示唆されました。
この研究はラットを対象とした動物実験の結果なので
今後はヒトを対象とした臨床研究が進んでいくことを期待します!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
元気な歯を維持することは、健康を維持することにも繋がります。
ぜひ皆様も定期的に自身の歯の健康についてチェックを行い、
日々のメンテナンスに取り組んで行きましょう!

内藤 恵里香

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