日本と世界の飲酒事情!
新年度が始まって1ヵ月が過ぎました。
4月は花見に歓迎会、お酒を飲む機会が多い方も
いらっしゃったのではないでしょうか。
そこで今回は「日本と世界の飲酒事情」についてお話したいと思います。
世界のアルコール消費量
イベントやお祝い事など何かと飲酒の機会のある日本。
世界的に見ると一体どれくらいアルコールを消費しているのでしょうか?
WHOによる世界のアルコール消費量(年間一人当たり)を
国別で見てみると、
1位リトアニア(15.194リットル)
2位ベラルーシ(13.94リットル)
3位チェコ(12.68リットル)
となっています。
では、日本はというと…
なんと55位(年間7.55リットル)!
「あれ、思ったより順位が低い」
というのが私の感想です。
飲酒に対する許容度
アメリカのピュー・リサーチセンターの
「飲酒は道徳的に許されるかどうか」という世界の調査結果では、
飲酒を「不道徳」であると回答した率が低い順に見ると、
1位日本(6%)
2位カナダ(9%)
2位イギリス(9%)
4位オーストラリア(10%)
5位ドイツ(14%)
という結果に。
確かに、海外では公的な場所で飲酒が禁じられていたり
販売できる時間帯が決まっていたりする国もあります。
つまり、世界的に見ると日本は飲酒に対して
特に親しみを持った寛容な国と言えるかもしれません。
好きなのに、飲めない!
上述したように、日本人は飲酒に対して寛容的な
国であるにもかかわらず、消費量が多くないのは
なぜなのでしょうか?
これは遺伝子の違いによるもので、日本人のほぼ半数が
飲酒の際に作られるアセトアルデヒドを分解する酵素がない、
またはその酵素の活性が低いからなのです。
酒豪の多い県ランキング?
私は県外に就職した際、熊本県出身であることを伝えると
「お酒強そうだね!」とお決まりのように言われていました。
しかし、実際にアセトアルデヒドを分解する酵素を持つ
遺伝子の型を県別に調査した結果を見てみると、
熊本県のその遺伝子の出現率は64%(全国9位)だったのです。
また、1位は秋田県、2位は岩手県と鹿児島県、4位は福島県となっており
この遺伝子は東北や九州南部、四国南部で特に高い
出現率となっていました。
「東北や九州には酒豪が多い」というイメージは
あながち間違いではなかったようです(笑)
まとめ
スーパーやコンビニでも気軽にお酒を購入し
楽しむことができる日本。
ですが、元々お酒に強い人種ではありませんので
くれぐれも飲み過ぎないように注意しましょう!
そして、お酒の分解にはお水が必要です。
キヨラビ片手に適度な飲酒をお楽しみください♪
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最後までお読みいただきありがとうございます!
お酒好きの方もそうでない方も、ぜひ一度
食習慣や飲酒習慣を振り返ってみるのはいかがでしょうか。
それでは、今月もキヨラビをよろしくお願いいたします。

内藤 恵里香

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