どうして土用丑の日はウナギなの?!
7月に入り、いよいよ本格的な夏到来!
そして、「平成の夏」は今年が最後です。
平成最後の夏に、あなたは何をしたいですか?
そこで今回は、私が平成最後の夏に食べたい
「ウナギ」についてお話したいと思います。
(個人的な理由ですみません!)
土用ってなに?
古くから日本の暦では、1年を春夏秋冬の
4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分け、
24等分にしていました。そして、その分割点に
季節を表す名称をつけていたのです。
それが、春分・夏至・秋分・冬至であり、
さらに細かいのが立春・立夏・立秋・立冬などと
呼ばれています。
ですが、24分割だけでは十分に季節の変化を
読み取れないため、24つの季節をさらに補助するために
考えられたのが「土用」なのです。
土用は年に何回あるでしょうか?
正解は、土用は年に4回あります。
もっと詳しく説明すると、
立春・立夏・立秋・立冬の直前の
約18日間が土用の期間となります。
この期間中に巡ってくる「丑の日」が
「土用の丑の日」と呼ばれているのです。
ちなみに、2018年の土用の丑の日は…
1月21日、2月2日、4月27日、
7月20日、8月1日、10月24日、
11月5日の計7回あります!
どうして「ウナギ」なの?
土用の丑の日はウナギを食べる日!
というイメージがすっかり定着している日本ですが、
そもそもなぜ、土用の丑の日、しかも夏のこの日に
ウナギを食べるという習慣が広まったのでしょうか?
その始まりには諸説ありますが、
夏場に売れ行きが伸びず困った(ウナギの旬は冬)
ウナギ屋が平賀源内に相談をもちかけたところ、
「丑の日に“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」
という風習がもともとあったことから、
丑の日は「本日丑の日!」という貼り紙をさせたことが
始まりだと言われていいます。
そして源内の提案はヒットし、ウナギ屋は大繁盛したそうです。
そのため本来の風習では、うどんでも梅干でも
瓜でもよかったのですが、今ではほとんど見られませんね。
実際、夏のウナギってどうなの?
本来は冬が旬のウナギ。
冬のウナギのほうが、脂がしっかりと乗って
おいしいとされています。
しかし、安心してください!
現在日本に流通しているウナギの99%以上は
養殖のウナギなので、食べる季節によって
味や栄養はほとんど変わりません♪
私の父が子どもの頃は、近くの川で
ウナギを捕まえては食べていたそうです。
今や高級食材の天然日本ウナギ…
とてもうらやましいですね!
ビタミンAやビタミンB群を始めとした栄養を
とても豊富に含んでいるウナギ。
ぜひ、夏場の栄養補給に食べてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
美味しい食材とキヨラビで、これから迎える
本格的な夏を元気に乗り切りましょう!

内藤 恵里香

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