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キヨラビ誕生物語

鼻息も荒く、準備開始!

一緒に始めようと言ってくれた姉は、高校を卒業後、病院の事務や薬剤助手を4年ほど勤め、そのあと農家に嫁ぎそれ以来ずっと農業。私は10年間ほど臨床検査技師として病院に勤めたあとは、まともに就職することもなく専業主婦かせいぜいパートかアルバイト。その後エステティックサロンを経営していたとはいえ、経営などという大層なものではなく、自宅の2階で半分はお喋りをしていたようなものでした。

さあこれからは本気出してやるぞ~~!!と思ったものの、何から手をつければいいのか全く分かりません。実家の納屋を改装して始めようということは決定したものの、どんな準備をすればいいのかも全く見当がつきません。
まずは「水」とか「水素」とかについてお勉強です。あちこちの図書館に通い、とにかく本を読みまくりました。私は完全な文系型人間なのですが、もともと化学や物理を文系的に理解するのは好きでした。文系的に科学を理解するというと・・・??・・・かもしれませんが、論理的思考よりイメージで理解するという感じ。聞こえはいいですか?(笑)。でも素粒子レベルの量子論となると正直イメージでしか理解できません。

同時進行で保健所通い。食品衛生法なんて全く知識なし。
保健所の方も立場上「やめたほうがいいですよ!」とは言えませんから、遠まわしに水事業がいかに大変でリスクが高いかを何度も説明してくださるわけです。
でも私は「へ~」で終わり。どんなことが問題になりやすいか教えてくださっている。としか思わないとんちんかん状態。何しろ誰に何を言われてもやめる気なんてさらさらないわけですから、何を聞いても、ありがたい!!なだけです(笑)。
それでも少しずつ知識はついていきました。ただ、私たち姉妹は最初から大それたことを考えていたわけではなく、できることからやって行こうという感じですから、充填機がないと商品を製造したり販売してはダメ!と言われて、最初のひぇ~~!!です。
充填機ってどんなの?どこで買えばいいの?いくらぐらいするの?・・・???の嵐です。
殺菌は?容器は?法律上のルールは?もうクエスチョンマークの布団で寝ている感じです。

それでもなんとか形にできたのは、最初に水素水をくださった方も水素水の製造会社を立ち上げようとされていたおかげです。その方について回って知識を積み上げていきました。
水素は水に入りにくく抜けやすいガスです。そのころやっていたようなバブリング方式では商品とはなりにくいわけです。加圧式溶存法というのがあるということを知って、その機械を作っている会社の営業の方に来ていただいたのですが、最初は色よい返事はいただけませんでした。当時は会社の方針として、これ以上水素水のメーカーを作るのはやめようということになっていたらしいのです。
でもこここそ“鼻息”!とうとうおばちゃん二人の勢いに押され、しぶしぶ承諾。その会社とは現在もお付き合いをさせていただいていますが、当時のことは今でも笑い草になっています。

次は納屋の改装。知り合いの大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さん等々にお願いし、リサイクルショップに通っては中古のドアやサッシを買ってきて、これに合わせて改装して!という面の皮の厚さ炸裂。テーブル、いす、ロッカーなども中古品。
パウチはネットで調べて包材会社に飛び込みです。飛び込み営業というのはよく聞きますが、飛び込み発注には相手の方もたじたじ。
「弊社は水素水のパウチは作らないという方針になっておりまして・・・」とやんわりと断られたのですが、ダメと言われても他に方法がないわけですから、またまた鼻息のみ。
ずっと後になって知ったのですが、このとき対応してくださった営業の方が、NOと言う上司や社長さんを何度も説得してくださって、パウチを作っていただけたのです。
なぜ説得してくださったんですか?と聞くと、いや~なんか違ってたんですよね~。
彼は私たちの鼻息、情熱が少なくとも本気であるということに懸けてくれたのです。

ほんとうにいろんな方のお世話になってできたことです。そのどれ一つ欠けていてもできなかったことだということを痛感するのはそれからずっと後のことです。当時はそんなこともつゆ知らず・・・爆走するのみ(笑)。
それでも徐々に準備が進んでいきました。

やっとそのころになって、法人にしないと社会的な信用がないよね~、ということになったのはいいのですが・・・会社ってどうやって興すの?とこれまたクエスチョンマーク。

私「ねえ、社長どっちがやる?じゃんけんする?」
姉「私水素水のこととか分からないし、この仕事持って来たのあんたなんだから、あんた社長やんなさいよ。」
私「うん、じゃあ私社長やってもいいけど、お姉ちゃんは?会長?専務?常務?・・・。ところで専務と常務ってどっちが偉いか知ってる?」
姉「知らな~い。でもPTA会長の次は副会長でしょ。町内会長の次も副会長でしょ。じゃあ副社長でいいんじゃない?」
私「だよね~~長の次は副だよね~」

これは本当の会話です。ほぼ一言一句間違いなく(笑)。今考えてもアホの会話。
ということで、社長と副社長でスタート。のちに副社長なんて普通は大きい会社にしかいませんよ。と言われて、恥ずかしい限りです。

これほど世間知らずのおばちゃん二人が新事業を立ち上げようというのです。「無謀」という以外の何ものでもありません。
50年以上生きていても、なんにも知らないことを痛感。本を買って読んだり、知り合いの司法書士さんや税理士さんに聞いたりして、まずは定款が必要ということは分かったのですが、定款って何?!
発起人がどうとか、発行可能株式総数とか、取締役会はどうするとか、公告方法とか、決算はいつにする?とか、もうチンプンカンプン。
それでもなんとか、こういう感じ?というものを作って公証人役場へ。もちろん何度か通いました。
決算を2月末ということにしたのですが、「普通は3月末とかが多いんですが何か理由があるんですか?」と言われても・・・
水事業だから多分冬は暇でしょう。バタバタする年度末よりちょっと早めに終わらせて、みんながバタバタしている間に旅行にでも行こうか!?そのほうが混まないよね~!程度のノリ。
決算というのが何をしなければならないかもよく分かってなかったのです。要は確定申告の会社版みたいなものでしょ!という程度。まあ間違っちゃいませんけど・・・(笑)。

司法書士さんにお願いすれば簡単に済むらしい。というのは分かったのですが、費用がかかる。1円も無駄にしたくないし、あまりに世間知らずのままでは心もとないということで、自分たちでやってみることにしたのです。
そこでやっと知ったのが、最初に準備したお金を資本金にするべきだった!!ということ。
あれ~、ほとんど使っちゃってる!!
姉の最後の保険を解約してできたお金が400万円。ということで、いまだにわが社は資本金400万円のままです(笑)。

生まれて初めて法務局なるところにも行きましたが、ここでもまた書類の不備。
最初は「大安」がいいとかなんとか言ってましたが、そんなこともどうでもよくなって、なんとか書類を揃え、無事会社設立。
平成20年6月18日のことでした。

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